向こう岸

最近はもっぱら同人イベントの参加記録

映画「涼宮ハルヒの消失」を見た【ネタバレあり】

TOHOシネマズ海老名の八時からの初回上映にて観賞。事前にネット予約で真ん中の席を取り、移動中に原作を再読して臨んだ。
いい意味でいつもの京都アニメーションらしい作品だった。セリフ等に一部変更があったが、原作の筋はきっちりなぞっている。その結果として二時間超の長い作品になったのであろう(劇場の椅子と相性が良かったのか、尻や腰が痛くならなかったのが助かった)。わざわざ映画にする意味があるのかと思っていたが、緊迫感がある話なので、テレビアニメとして一話一話区切らずに、映画で一気通貫にやってしまうのは正解だった。
京アニのキャラは一枚絵単体よりも、動きを含めてかわいいのだとあらためて思った。つまり元気なハルヒはかわいいということだ。
気になったのは後半のキョン一人芝居での演出。自分は演出に対してすぐクドさを感じてしまうので好みの問題だが。
消失世界の文芸部室備え付けの長机の上には「世界SF全集」があった。大学SF研でも持ってるところはそうはないだろうに、すごい蔵書のある部活だ。
また、ダン・シモンズの「ハイペリオン」がエンドロールにクレジットされていた。

映画というよりも原作再読中に思ったことだが、消失世界の登場人物はみな救われない。谷川流の他作品ではままあることであるが、この暗さはハルヒシリーズでは異色に感じる。

ある意味みくるが一番……。


そしてあと三枚前売り券を持っている。