向こう岸

最近はもっぱら同人イベントの参加記録

コミックマーケット99に参加

コミックマーケット99に参加する。会期は2021/12/30,31の二日間で会場は東京ビッグサイトの全ホール。

C98の中止とC99の延期を経て実に2019年の年末以来の二年ぶりのコミケ

事前準備

  • 延期前の同人ソフトジャンルでのサークル参加申し込みをそのまま継続して当選する。
  • 一般参加チケットの抽選にも申し込む。アーリー入場では一日目の西南地区サークル側を申し込んで落選する。続いて一般入場では一日目の東・西南サークル側と二日目の東を申し込み一日目の西南サークル側のみC枠で当選する。プレイガイドはチケットペイで初めて聞いたサービス。発券できるコンビニがファミリーマートだけなのは少々使い勝手が悪い。
  • 設営参加にも参加登録が必要ということで、こちらは他の同人イベントでお馴染みのライブポケットで無料の参加登録する。
  • 銀行に行く機会がなかったり両替手数料が上がったりCOVID-19対応で窓口が使いにくくなったりで硬貨に両替できず。今後は日頃硬貨を貯めておいた方がよさそうだ。
  • 今回は会場内での食事に制限があり、手早く摂れる行動食としてカロリーメイトブロック、アミノバイタルアミノショットパーフェクトエネルギー(ゼリー状食品)、スポーツようかんを用意する。
  • ワクチン・検査パッケージ対応のために、TOKYOワクションアプリに登録する。登録までは時間がかかるとのことだったが、自分の場合は夜に申請して翌朝には登録が完了した。都民で特典の対象であるのだが今後コミケ以外に使うことはあるだろうか。システムトラブル等に備えて、念の為に接種記録書のコピーも取っておく。
  • お試しで同人サークル向けQR決済のCirclePAYに登録してみようかと思ったが、実際の送金・決済を行うJCoin側が自分の口座がある金融機関が対応しておらず断念する。現状の一般社会での電子決済の普及と硬貨の取り扱いコストの上昇を見ると、昨年末にサービスを停止してしまったpixiv PAYはもう少し粘ってみても良かったのでは。

設営日(12/29)

以前と同様に測量には参加せず設営から参加する。集合時間はいつもと同じ11時半。エントランスホール入り口前で検温とチケット確認の上でリストバンドを受け取り、入り口で警備員にリストバンドチェックを受ける。

今回は作業内容がイレギュラーということで設営マニュアルに漫画がない。机は間隔を50cm空け、お誕生日席は東西ともに2机、椅子は1机に2脚という変更点あり。

自分のサークルが配置された東456ホールにて作業する。最初は机の間隔を空けるところで若干戸惑っていたが慣れると作業は順調に進み、机椅子が少ないためかむしろ従来より早いぐらいの13時少し過ぎには完了していた。どちらかというと測量作業の方が大変だったのではないだろうか。

今回は反省会がなく、また設営日販売も次回申込書の扱いがないので、作業終了後はそのまま帰宅する。

1日目(12/30)

1日目は一般参加。

一般入場C枠の受付開始時刻の8時半くらいにりんかい線国際展示場駅に着く。従来の西南入場待機列へ向かう道のりと同様にやぐら橋の下をくぐり、TFTホール隣のG1区画の受付へ。レーン数は多く、検温、チケット確認、本人確認証・接種確認証チェック、リストバンド受け渡しの手続きもスムーズに進んだ。リストバンド装着後はイーストプロムナードにて待機する。座ると地面に熱が奪われるものの、日が差しており風もあまりなく、比較的過ごしやすい天候。

11時の一般入場開始時以降はほとんど待たずスムーズに入場する。入場後は西ホールを通過し、南ホール1階へ向かう。南ホールは艦これ、アズールレーン、ゲーム(ネット・ソーシャル)とネット・ソーシャルゲームジャンルで占められており、最初に艦これジャンルチェック済みサークルを回り、次に艦これジャンルを巡回、その後残りの2ジャンルを軽く回る。

南ホールを回り追えたタイミングの13時過ぎに東西移動解禁の報があり、東ホールへ向かう。

東ホールでは東1の男性向ジャンルの艦これサークルをまず回り、後は他ジャンルのチェック済みサークルをピンポイントで回る。

西南ホール2階の企業ブースもちょっと覗いてみようかなと思ったが肩と足に限界を感じたため15時前に帰宅する。

戦果は100冊。

2日目(12/31)

2日目はサークル参加。

りんかい線国際展示場駅からビッグサイトへは従来と同様にイーストプロムナードとやぐら橋を歩いていくが、従来と違い人が少ないので荷物がある状態だと特に歩きやすい。昨日より曇り気味で寒さが強い。

エントランスホール入り口前で検温を受け、北コンコースの受付にて通行証・接種証明書チェックを受けてリストバンドと引き換え。前日の一般参加時と同じくこちらもスムーズ。

見本誌提出が封筒に入れてサークル受付窓口で投函する運用に変更。従来のスタッフ巡回と比べて窓口に行く手間があり、またスタッフとのコミュニケーションがなくなったのはちょっと残念だが、こちらのタイミングで提出できるのでやりやすくはなった。

同じ机の隣のサークルが欠席でかつ隣の机とは距離があるのでちょっと寂しい感じになった。

今回は一人でのサークル参加だったので、念の為ワイヤーロックで荷物と机を取り付ける。今回サークルの設営で変わったのはPO.SU.TA.mini(H型ベース)を使ってサークルスペースとサークルカット掲示したのと、ビューアの実地展示のためにiPadを使ったこと。iPadは通信せず、処理の負荷もそれほどではなかったのか、思ったよりも電池が持った。途中席を外す時はスリープしていたとは言え、終了時点で70%ぐらい電池残量があり、ずっと稼働でも電池は持ちそう。

10時半過ぎに貴重品を持って席を外して東ホールの買い物に行く。評論・情報ジャンルの議員島(?)に行った時ちょうど市川代表があいさつ回りをしていた。

今日は12時過ぎに東西移動解禁された。14時過ぎに再度席を外して西南ホールの買い物に行き、企業ブースの様子も見に行く。

その後は閉会まで自サークルスペースで過ごす。

今回は打ち上げはなしということで、撤収作業と反省会に参加する。反省会まで参加するのは3回目。撤収作業は机椅子の集積まではよくやっているのだが、台車への積み込み作業はまだ不慣れで戸惑う。設営作業と比べて撤収作業では疲れとテンションからかちょっと急いだ危なかっしい行動が見受けられたので、アンケート等で伝えておきたい。18時前に東456の机椅子の撤収は完了。18時半過ぎから東1ホールで反省会が始まり、19時半ぐらいにお開き。

戦果は頒布した数が新刊2冊とだいぶ少ない。買った数は48冊とCD2枚。

全体を通じて

  • 合計の戦果は148冊とCD2枚。
  • 人数制限があり通路も広いので当たり前だが会場内の人密度はかなり低い。街中の方がよほど混んでいるぐらいだ。事前には全体人数が少ないといっても局所的に混むところもあるだろうと思っていたが、自分が見た限りでは人が混み合って滞留している場所はなかった。
  • 数値的に気になるのはサークルの当選率と一般参加チケットの当選率。サークルについては今回はWebカタログに落選サークルの掲載がなく、ひょっとすると辞退・書類不備以外は全当選だったのだろうか。一般参加についてはかなり倍率が高そう。
  • C99より前に最後に東ホールが利用できたC95では3日間でサークル数が3万5千で参加者数が57万、C99では2日間でサークル数が2万で参加者数が11万と、一日当たりのサークル数は実はそれほど減っていないが参加者数は定員制限により大きく減っているので、サークル数に対する参加者数の比が下がっている。わざわざ事前に申し込んで会場に行く一般参加者は購買意欲は高いと思われるが、参加者の絶対数と比の両面からしてやはり頒布部数が減ったサークルが多くなるだろう。
  • 東西ホール移動時に車道を横断する「おすすめルート」が今回なく、特に南と東の移動は距離が長くて大変。
  • 紙版カタログは状況が安定すれば復活すると思われるが、DVD-ROM版カタログの今後については代表からの言及もなく、製作販売していた共信印刷が廃業してしまったこともありこのまま廃止だろうか。
  • 次回C100について、拡大集会ではC99の会場で日程を発表したいとのことだったが、時期は八月中旬と発表されたが開催日程は発表されず。オミクロン株等のこともあり、まだ事態は流動的ということだろうか。
  • C99は検討時期が早かったこと、またまずは開催することを優先してかなり安全側に倒した運用であったと思う。今回は変更点が多いが参加者数が少なかったことで乗り切れたという面も大きそう。C100もまだCOVID-19の影響下での開催になるだろうがどうなるか。人数制限、チケット制、ワクチン・検査パッケージ等いろいろあるのだが、まず身近なところで言えば猛暑の夏コミでマスクの常時着用を求められるとつらい。
  • COVID-19から離れた面でもチケット制、アーリーチケット制は人数制限、費用負担、深夜来場者対策等いろいろな論点で議論になりそう。