向こう岸

最近はもっぱら同人イベントの参加記録

第53回日本SF大会「なつこん」に参加

2014/7/19(土),20(日)にかけて第53回日本SF大会「なつこん」に参加する。
会場はつくば国際会議情報。科学の街つくばというSF大会にはおあつらえ向きの場所での開催である。

一日目

片道2時間弱程度ということもあり、一日目は当日入りする。つくばに行くのはこれが初めて。

開会式

まさかのGoHの瀬名さんを巻き込んだヒーローショーで盛り上がった。イバライガーRを見るのはコミケットスペシャル以来。

SFマガジン創刊700号記念企画

SFマガジンの塩澤編集長からSFマガジン700号の製作エピソードが語られた。もともとSF畑の人ではないらしい塩澤さんだが、現在もそれほど読んでいないようで、にも関わらず最近の日本SFの盛り上がりを作った立役者の一人であるところが興味深い。

エロマンガとSF

いろいろあったらしくWeb掲載のタイムテーブルからは抹消された企画。
現在ではほぼ絶滅している宇宙・メカ系SFのエロマンガが語られた。結局がっつりエロとの組み合わせが難しいのが滅亡の原因のように思われる。ファンタジー系のエロマンガが確固たる地位?を固めているとは対照的。

星雲賞授与式

コミック部門を「成恵の世界」が受賞したのは嬉しい。単行本が手元にないので買い直そう。国内および海外小説の各部門はちょっと意外な結果もあった。

終了後

企画終了後、ディーラーズルームの終了前に大会記念アンソロジーを買う。面子が豪華すぎる。また創元文庫の装丁を真似ているどころか創元の折り込み広告まで入っている。
今回は合宿には参加せず、一日目終了後は会場すぐそばのホテルに泊まる。ちょっと出かけたら雨に降られて苦労する。

二日目

翻訳家パネル

最初はアメリカにおける日本SFの翻訳の初期と現在について。その後は星雲賞の歴代海外部門のデータからあれこれ語られた。浅倉久志さんはやはりすごい。

私はこうして,オタクの授業を始めました

慶應義塾大学大学院でのオタク授業の内容紹介。学問的な分析・解釈のまえにオタク活動への参加的視点を重視しているのが面白い。

くそゲーライブ 科学万博つくばEXPO'2015 奇妙な未来予想図

つくばを始めとした博覧会でのゲーム展示や、未来予測とゲームについて。ゲームというよりはコンピュータ科学そのものの発展を感じる。2コマ企画だが、1コマ分聞いたところで自分は中座して休憩する。

閉会式

暗黒星雲賞の企画部門は見事「エロマンガとSF」で、経緯に関する今後の展開も期待。また自由部門はタイムテーブルで、企画の間の時間がない、昼食の時間がない、ディーラーズルームに行く時間がない、とかいろいろあったことからの納得の受賞。

終了後

翌日のオプショナルツアーには参加せず、終了後はつくばエクスプレスで帰路につく。つくば観光をほぼしなかったのは少し心残り。

次回以降

次回は鳥取県米子市での開催。申込済み。SF大会に限らず日本海側に行くのは初めて。さらにその次は伊勢志摩だそうでたぶん行くんだろうなあ。