向こう岸

最近はもっぱら同人イベントの参加記録

12月に読んだ本

ブロントメク! (1980年) (サンリオSF文庫)

ブロントメク! (1980年) (サンリオSF文庫)

すごいアイディアが登場するわけではないが、よく出来たストーリーのSF。訳者の名前しか載っていないが作者はマイクル・コニイ。同じ作者で同じくサンリオSF文庫の「ハローサマー、グッドバイ」も読みたいのだが静岡県内の図書館には蔵書なし。


無常の月 (ハヤカワ文庫 SF 327)

無常の月 (ハヤカワ文庫 SF 327)

一連の考察シリーズが面白かった。説明不足気味でちょっと分からないところもあったが。


同じ作者のレ・コスミコミケよりは分かりやすい科学たとえ話。SF小説かと言われるともはや判断がつかない。


エデン (ハヤカワ文庫SF)

エデン (ハヤカワ文庫SF)

地球外生命体と人類の出会いを描いた三部作の最初の作品。ソラリスに比べるとまだ人類に近い感じ。


スポンサーから一言 (創元SF文庫)

スポンサーから一言 (創元SF文庫)

50年ちょっと前のショート・ショートSF集。ユーモア作品が多いだけに逆にシリアスな「闘技場」が特に印象に残った。見開き2ページの作品もあり、漫画で言えば4コマや1ページ漫画に相当するのだろう。そういった短い漫画はまだあるけど、文章ではあまり見なくなってしまったように思う。


SFカーニバル (創元SF文庫)

SFカーニバル (創元SF文庫)

ユーモアSFアンソロジー。藤子F不二雄はここらへんに影響を受けたんだろうなあ。時代の流れのためかフレドリック・ブラウン以外の作者の名前は聞き覚えがない。


梅田地下オデッセイ (ハヤカワ文庫JA)

梅田地下オデッセイ (ハヤカワ文庫JA)

科学的アイディアに溢れるハードSF短編集。情報理論が前面に出てくる作品をほとんど読んだことがないので新鮮だった。


数学的思考法―説明力を鍛えるヒント  講談社現代新書

数学的思考法―説明力を鍛えるヒント 講談社現代新書

コラム集ということで楽に読めた。



「無常の月」と「数学的思考法」以外は全て市立図書館の蔵書。