向こう岸

最近はもっぱら同人イベントの参加記録

「コみケッとスペシャル5in水戸」に参加

茨城県水戸市で開催された、「コみケッとスペシャル5in水戸」に参加する。
設営日(3/20)から2日目(3/22)までフルで参加。

設営日

8時ちょうどに上野発のスーパーひたちにて水戸へ向かう。途中、車内灯が消えて何事かと一瞬思ったが、そう言えば、と電源の直流交流切り替えのことを思い出した。
9時半前に水戸に着き、集合場所である水戸芸術館の広場に向かった。広場は即売会会場である元京成百貨店と道を挟んだ場所に位置する。駅から歩くとそれなりの距離がある。
10時からは設営部の棟梁などから設営の説明を受ける。まずは掃除だと。会場に入ると確かに汚い。そして空気が澱んでいる。ということでしばらくはひたすら掃除をする。マスク着用のうえ、持ってきた洗剤と雑巾でひたすら拭く。ある程度のところで掃除は見切りをつけ、椅子と机を各フロアに運ぶ。机を持って6階まで階段で登るのはつらかった。他の人の様子を見るに、やはり自分は筋力が不足しているようだ。
次に机と椅子を配置場所に置いていく。椅子が明らかに足りず、本来1サークル2脚のところを1サークル1脚づつ置くこととなる。
13時前にはあらかた置き終わると、棟梁より最初の集合場所へ集まるようが指示が入る。やっぱり椅子の発注数を間違えたとのこと。再発注をかけたので、14時45分ほどに再集合してくれと。
さすが皆好き好んで設営に来ているだけあり、このトラブルにむしろ喜ぶ。
いったん解散になり再集合までの間は昼食をとったり、駅前の本屋にてスタンプラリーのスタンプを押したりする。
再集合時刻になっても椅子は届かず、届く前の間、設営部の色々なエピソードを聞く。15時前に椅子が届いてしまうと数の暴力によりあっという間に並び終える。
再度広場に集まり反省会が行われ、最後に筆谷共同代表の挨拶。「一体何が起こっているのか」という問い合わせがすでにあったとのこと。まだ始まってもいません。
解散後は水戸芸術館を見て回る。設立20年ということでバブルの遺産なのだろう。非常に特徴的な形のタワーに登ってみたり現代美術ギャラリーの映像作品展を見る。
日も暮れてから駅の南にあるホテルにチェックインして荷物を置き、水戸にやってきためささんと夕食をご一緒する。その後は一番遠いスタンプラリーのポイントであるゲームセンターへ行く。
ゲームセンターから戻った後は就寝。

1日目

8時前にホテルを出ると土砂降りの雨、電車も遅れているという。
靴とジーンズをびしょぬれにしてなんとか駅までたどり着き、そこからはバスを使う。水戸美術館広場に形成された待機列に並んでいると雨はだいたい収まる。しかし天気予報の最高気温20度の言葉に判断を誤り、薄着で行ったため寒かった。待っている間はワンセグプリキュアドラゴンボールを見るなどしていた。
入場待ち中の広場にはご当地ヒーローのイバライガーRが姿を見せて場を沸かせた。途中、コスプレ参加者のウルトラマンが現れ貴重というか本来ありえないツーショットも起きた。
11時に開場、2階の列から動いていく。横断歩道を使用することと、建物の構造上、入場に時間がかかるのか移動のペースは遅めで12時前頃に入場する。茨城県警の方が横断歩道の制御箱に謎のスイッチをつけていて信号を制御しているようだった。
会場内は男性向けサークルが配置された6階が一番混雑していたようだ。ただし、いつもの3日目のように移動に困難を感じるほどではなかった。
一回りした後は会場を抜けだし、スタンプラリーのポイントである偕楽園へバスで向かう。しばらくスタンプの場所が分からず困るが、なんとか見つける。偕楽園といえば梅の名所であるが朝の荒天で梅がかなり散ってしまったようで残念。もう一つ近場の映画撮影セットにあるポイントにてスタンプを押す。
その後はバスで駅近くまで戻り、弘道館にてスタンプを押す。弘道館の中も見学していく。近くの小学校も雰囲気を合わせたデザインの建物でかっこいい。

夕方になり、一度ホテルに戻って荷物を置いた後中夜祭へ向かう。
最初の挨拶では共同代表と地元側の実行委員長とともに水戸市議会議長からの挨拶もあった。また、1日目の参加者数は15,000人との発表もあった。
乾杯の次は高取ヒデアキさんとNOBUさんによるライブ。曲目はシンケンジャーや、最新のプリキュアOPのセルフカバーなど。共同代表の一人がノリノリだったのが非常に印象的だった。
次にクイズ大会と福引を挟み、オータムリーフ管弦楽団による美少女ゲームの曲の演奏。楽団の存在は知っていたが予想以上に本格的だった。
最も盛り上がったのは「時空戦士イバライガーR」ヒーローショー。今回専用のシナリオだったようで、ほぼ大きなお友達しかいないことを踏まえた上で作っているのを感じた。イバライガーブラックはツンデレ
終了後はホテルに戻ってネットをチェックして就寝。
1日目の戦果は38冊。

2日目

今日は朝からいい天気。ホテルをチェックアウトするときに「コミケットで来た方ですよね」と言われる。
駅に向かう途中でキャリーバッグを宅配便に出し、入場待機列へ。並んだ時間は昨日より若干早いはずだが、昨日より後ろの位置に並ぶ。列の固定後、荷物を置いて列を抜け出し、周辺を散策する。
即売会会場周辺の国道に飾られたメッセージ付き花を見て回り、会場の北に位置する建物で展示されていた痛凧を見る。もともと凧は絵を描くものだし、ああいう工作はオタクとは親和性が高いのかも。南町自由広場ではスタンプラリーの景品交換待ちや、コラボグッズの販売待ちの列が形成されていた。記念に茨城新聞を買ったりする。
10時ごろには再度列に戻る。今日もイバライガーが現れたかと思うと水戸黄門までやってくる。
11時に入場が始まるとこころなしか昨日よりもペースが早い。各種の誘導のかけ方が改善されたのを感じる。
会場内は昨日よりも混雑していて、4階はちょっと移動しにくさを感じるレベルだった。ただし、大手サークルが集められた6階は、会場構造的に搬入数が多くできないためか嵐は過ぎ去ろうとしている状況であった。
一回りしたら即売会会場を抜け出す。自由広場でスタンプラリーの景品のピンバッジをもらう。設営マニュアルセットや森林保護募金ポスターはすでに品切れだった。
コスプレ会場の三の丸広場にも行く。三の丸広場には出店があり、ハム焼きに列が出来ていて、最後尾札が登場していた。
15時過ぎには会場に戻って再度一回りする。15時半からは広場にて撤収の説明を受ける。16時の終了時にはもちろんみんなで拍手し撤収にかかる。
撤収はまず各フロアで机椅子を集積した後、上の階から搬出してトラックに積み込む方法。
搬出までは順調だったが、机椅子に種類があることが判明し種分け作業が発生。あれこれと作業をしているとまさかのイバライガー登場。さらにまさかの光景。イバライガーが撤収作業を手伝う。
当初共同代表による締めの挨拶が17時半からだったが18時からとなり、それでも撤収が終わらなかったので一旦中断で集合することとなる。2日目の参加者数は18,000人、2日間合わせて33,000人とのこと。一本締めの後は再度撤収に戻る。

19時前に撤収がやっと完了し、今度は棟梁による一本締めで完全終了。17時半頃の特急の指定席を取っていたが、当然乗り過ごしたので自由席で立って帰る。
2日目の戦果は15冊。

三日間通じて

コミケはいつも物凄く疲れるのに物凄く元気になる。
会場までの国道では商店街のアナウンスがコミケット云々と言い、茨城県歌?を初音ミク?or鏡音リン?が歌う声が流れていた。
設営から撤収完了まで自分が参加したコミケはこれが初めて。
設営日と2日目は会場からアドバルーンが上がっていた。
今回は同人誌即売会としてよりいろいろなイベントの総体として楽しむスペシャルだった。
イバライガー全般的に大活躍。
コラボ商品は人気に差があったようで、「うめ物語」は完売で買えなかった。
駅から即売会会場まで結構にぎわっていて、元々のコミケ参加者だけでなく、地元の人も引き寄せたようだった。少なくとも短期的には街にいい影響を与えられたのかな?
参加者がみんないつも楽しそうで、今回もまたいろいろと面倒ごとが起こっていたが、トラブルや失敗にポジティブに対応できる気持ちが大切だと感じた。