向こう岸

最近はもっぱら同人イベントの参加記録

砲雷撃戦!よーい!五十六戦目(舞鶴)に一般参加

2020/2/9開催の艦隊これくしょんオンリーの「砲雷撃戦!よーい!五十六戦目」に一般参加する。

会場は京都府北部の日本海に面した舞鶴市にある「舞鶴赤れんがパーク」の五号棟、二号棟、四号棟。旧海軍舞鶴鎮守府の倉庫遺構にて開催のご当地イベントである。

事前

昨年冬の反省を活かして早めの12月上旬に宿の予約を取ろうとするが、すでに舞鶴のホテルは満員だったので、舞鶴市の隣の市である綾部のホテルの予約を取る。駅からすぐのホテルで、綾部は舞鶴まで鉄道で30分程度の距離であるが、1時間1本前後と本数は少ない。

今回は前夜祭には申し込まず。

事前に切符をネットで買おうとしたが、JR東海JR西日本をまたがるので駅でしか買えないようだった。通勤経路にJRの駅がないので、ちょっと手間。

今年は暖冬でずっと雪も降らない気候であったが、開催の数日前に現地に雪が降ったとの報があり、前日と当日の天気も悪そうだったので、ギリギリにスノーブーツを買って備える。

観光の計画を考えたが、風邪気味で体力が怪しいので、舞鶴内で済ませるようにした。

前日

ちょっと遅めの9時過ぎに品川を新幹線で発ち、特急まいづるで14時すぎに東舞鶴駅に着く。駅近くのショッピングセンターで遅めの昼食を摂る。ちょっと積雪が残っている場所があり、現地に着いた時点では雨が降っていたのだが、昼食を終えたころには止んで晴れ間が差し込んだ、と思ったらまた雨が本降りとなったりと目まぐるしく天気が変わる。

昼食後は東舞鶴駅からタクシーで五老スカイタワーへ行く。五老スカイタワーは舞鶴のほぼ中央に位置する五老ヶ岳の山頂にある展望塔で、市街地や港など舞鶴周辺を一望できる。天気が安定せず、雨やガスで視界が遮られたりしたが、天気の変化のおかげで虹も見れた。舞鶴観光するにはいい場所だと思うのだが、スカイタワーを経由する路線バスはなく、観光客はタクシーでしか行くことができないのが残念である。タクシーの運転手さんと話をしているとやっぱり砲雷撃戦のことが話題に出た。

スカイタワーからは西舞鶴駅に行き、徒歩で田辺城と舞鶴市郷土資料館へ向かう。去年は西舞鶴は駅にちょっと寄っただけなので、市街地に行くのは初めて。観光として推しているのが東舞鶴は旧海軍、西舞鶴は田辺城&細川忠興全く異なり、タクシーの運転手さん曰く住民の気質も違うとのことだった。郷土資料館では学芸員?の人と少し話をしたがこちらも砲雷撃戦のことをご存知であった。

西舞鶴の最後は舞鶴西港を眺めつつ「道の駅舞鶴港とれとれセンター」へ行く。時間が遅く閉館時刻間近で、閉店済のコーナーもあり、中途半端になってしまった。ただ自分は伊豆出身の人間なのでそもそも海産物にそんなに魅力は感じないのだと気づいた。

天候は良くなかったがそれにしても西舞鶴の市街地で歩いている人をほとんど見かけず、その一方で車は多かったので車社会であることを感じた。

西舞鶴駅に戻り綾部に移動してホテルへチェックインする。天候も悪く疲れていたので夕食はコンビニ飯で済まそうかと思ったら、最寄りのコンビニがまさかの改装閉店中であった。他のコンビニは遠かったので近場のラーメン屋で食事をする。ホテルに戻ってから気がついて調べてみたらスーパーが近くにあったが、雨の中再び外に出る気もせず就寝。

当日

朝起きて外を見てみると昨日はなかった積雪があり、その時点で雪も降っていた。混雑した列車で9時過ぎに東舞鶴に着く。東舞鶴駅の改札は特別体制であった。舞鶴では積雪は昨日から増えていないようだが、赤れんがパークに向けて歩いていると雪がちょっと降り出す。

9時半過ぎに赤れんがパークに着いて、荷物をクロークに預けた後は、まずカタログを買う。

次は屋台に行ってみる。昨年の冬とは異なり、屋台の配置が分散されており、列の交雑もなく進みも早い。無事に貝類とあら汁を食べる。

ホテルで朝食も食べたのでそれ以上腹に入る余裕もなく、まだ時間があったのですぐ近くの高台である文庫山に登り写真を取る。

こうしている間にも雪が降ったり止んだりしていたが、時にかなり激しく風も伴った吹雪にもなった。昨年もここまで強くなかったが雪が降ったり止んだりだったので、舞鶴はこういう気候だと思ってよいのだろうか。結局雪が新たに積もるほどにはならず、積雪の上を歩くことはほとんどなくてスノーブーツで来たのは過剰だったかなと思ったが、靴濡れを気にせずにすむのは良かった。

12時開場の15分ほど前になり、ギリギリなタイミングで肩たたき制で入場列を形成する。とりあえず五号棟の列に並び開場時は定番通り海上自衛隊舞鶴教育隊の人たちを先頭に入場する。

今回は三つの棟に会場が分散され、五号棟は昨年の冬よりは混雑は若干緩和されている感はあったが、結局渋滞状態となり、反時計回りの一方通行になる。絶対数として人が多いわけではないが流量が問題で、細長くて奥が行き止まりという会場の形状もあり奥側が特に詰まっている。かなり時間をかけてとりあえずチェックしたサークルを回る。

次に五号棟の屋外サークルへ。今回目を惹くのが何と言っても屋外配置のサークルである。普通のイベントでも混雑対応として屋外にサークルを移動することはままあるのだが、今回は最初から屋外配置であり、降雪が予想される冬の日本海側のイベントで実際前述の通り天気は雪である。普通の長机ではなくて木材でできた屋台のようなスペースで一応屋根はあるのだが風もあってめっちゃ吹き込んでる。「悪名高い」SDF主催の大きくない規模かつ特殊なイベントで勝手知ったるサークル相手だからできることだろう。「上に政策あり、下に対策あり」ということで?コンロを持ち込んで熱燗しているサークルもある。

続いて二号棟と四号棟に行く。二号棟と四号棟は普通に人が流れている。時間をおいて五号棟に少し余裕ができたので一回りする。

その後は屋台で若干腹に入れたりお土産を買ったりして過ごす。

15時に即売会が終了し、16時前から始まったアフターイベントに参加する。アフターイベントはオーソドックスなジャンケン大会で、例によって勝ち残ることはできず。最後に代表の挨拶のあと、売店提供?のフレーバー付き塩を頂いて会場を後にする。

戦果は20冊とペーパー3枚、その他グッズ。

帰りは徒歩でちょっと大回りして、旧鎮守府の西門跡やフェリー乗り場を眺めて東舞鶴駅に戻る。東舞鶴駅からは特急まいづると新幹線で東京まで戻る。指定席が満席だったので、綾部まで特急まいづるの自由席特急券を買い、そこから先は綾部で連携される特急はしだての指定席特急券を買ったのだが、東舞鶴で自由席に座れたので、結果論であるがわざわざ分割して買う必要はなかった。

 

さて、昨年は舞鶴以外の旧鎮守府があった横須賀・佐世保・呉の三都市で公式のコラボやイベントが開催され、舞鶴でもやってくれないかなという期待はある。とはいえ、大きなホールもないし、今回のような非公式の同人イベントでも交通機関や宿泊施設等のインフラが大変な様子をみると、街の規模として厳しそう。運営側もそういう認識という話は漏れ聞こえる。やれるとしたら一度に人をたくさん集めるイベントではなくて、長期間に分散して人を呼ぶコラボ企画だろうか。