向こう岸

最近はもっぱら同人イベントの参加記録

砲雷撃戦!よーい!四十七戦目(舞鶴)に一般参加

艦隊これくしょんオンリーの「砲雷撃戦!よーい!四十七戦目」に一般参加する。

会場は京都府北部の日本海に面した舞鶴市にある「舞鶴赤れんがパーク」の五号棟。旧海軍舞鶴鎮守府の倉庫遺構である。

 

事前

一月にたまには旅行しようという気分が高まり、こちらのイベントの参加サークル数が多かったので一般参加を考える。しかし自分は日本海側に行ったことがなく、冬の日本海側となれば雪も心配でためらってしまう。思い切って前夜祭に追加申込期限1/31の日の変わる寸前のタイミングで申し込み、退路を断つ。

今後京都北部に行くことはそうはなさそうなので、前夜祭の前は近場にある日本三景の一つ、天橋立を見に行くことにする。後泊も考えたが体力の限界を考えてやめる。宿や鉄道切符を手配したり装備を考えたり悪天候の予報にやきもきして備える。

 

前日

前日朝より移動を開始する。東海道新幹線の車内でサークルチェックをしながら京都駅に行き、京都駅からは特急はしだて3号でJR山陰線と京都丹後鉄道宮福・宮豊線を通って天橋立駅に向かう。特急はしだて舞鶴方面に向かう特急まいづると途中の綾部駅まで連結して運行しており、京都駅のホームでは提督らしき姿を見かける。旅程を決めるのが遅かったこもとあり自由席特急券しか買えなかったのだが、苦労せず自由席に座れたので一安心。

昼過ぎに天橋立駅に到着する。天橋立駅近くの高台にある天橋立ビューランドで上から天橋立を眺め、天橋立を三分の一ぐらい歩いて天橋立駅に引き返す。鉄道の運行本数が1時間に1本なので時刻に気を使いながらの観光となった。

天橋立駅から京都丹後鉄道宮豊・宮舞線西舞鶴駅まで行き、乗り換えてJR舞鶴線東舞鶴駅に向かう。西舞鶴までは気動車1両のワンマンカーでいかにもローカル線の風情があり、宮舞線途中で由良川河口近くの広い川幅を渡って行く場面が印象的であった。

舞鶴には夕方に到着し、歩いて赤れんがパークに行って周辺を少し見て回る。前夜祭の受付をすると自分の申込番号が最後の申込番号と判明する。つまり自分の申込番号が620だったので、620人は申し込みしたということか。

前夜祭の会場は即売会と同じく赤れんがパークの五号棟。前夜祭はいわゆる立食パーティーだが、参加者を詰め込んでいてかなり手狭で、これより人が増えるはずの明日の即売会での混雑が思いやられる。

舞鶴の砲雷撃戦といえば食べ物がよく話題になり、前夜祭でも現地の料理が出されていたが、実は自分は食に対する興味があまりない上に胃腸が弱いので、食事も酒もほどほどに周りの参加者と会話して過ごす。

前夜祭は18時から21時からだったが、朝移動開始からの3時間の立食パーティーは体力的にきつく、舞鶴の宿は取れずに福知山のビジネスホテルに予約したということもあり早めの20時すぎに前夜祭を退出する。1時間弱ほどかけて綾部駅乗り換えで福知山駅に行き、駅近くのビジネスホテルにたどり着いて前日の旅程は終わり。福知山のホテル予約もギリギリで喫煙可の部屋しか取れなかったのだが、臭いはほとんどなく助かった。

朝の東京はとても寒く雪が降っていたが、天橋立舞鶴では東京ほどの寒さではなかった。しかし弱い雨が降ったりやんだりで、雨に弱い同人誌を扱う翌日が心配であった。

 

当日

朝、福知山のホテルを出たところ昨日の雨から雪に変わっており、さて現地はどうなっているか気になる。

福地山駅から直通電車で東舞鶴駅に向かっていたところ、途中綾部駅で大量の提督が乗り込み2両編成の列車が満員になる。綾部から西舞鶴の間にある3駅は無人駅なので、通常は運転手が運賃回収するために先頭車両先頭ドアからのみ降車できるという運用のようだったが、この時は車内で移動できる状況ではなくどのドアからでも降車可能という運用に変わった。

舞鶴に着いた後は昨日と同様に歩いて赤れんがパークに向かう。こちらでは雪が降ったりやんだりという天候で雪は積もってはいない。寒いは寒いのだが雨よりはかなりマシか。

9時半過ぎに赤れんがパークに着く。荷物をクロークに預けた後は、同時開催の屋台村へ行ってみる。カタログを売っていたのでまずカタログを買う。屋台にはいろいろと取り揃っているが、ボルシチと人気を二分している海鮮(貝類)の列に並んでみる。しかし列の進みは遅く、窓口まで辿り着く前の10時半に一般入場待機列形成のアナウンスがあり、屋台列を離れる。5号棟の脇に一般入場待機列形成後、列を離れてOKとのアナウンスがあったので再度海鮮の列に並んでみる。しかしまたもや窓口に辿り着く前に開場時間の12時に近づいたので列を離れる。先述の通り、自分は食べ物を目当てには来ていないのだが、二連続敗北は少々悲しい。その時点では人が並んでなかった肉じゃがを食べて少し気を取り直す。

12時の開場時は海上自衛隊舞鶴教育隊の人たちを先頭に入場する。最初の目当てのサークルが地方イベントのみ参加するところで今回は書店委託もなし、ということで外に列が作られる。合わせて3サークルが外に購入列を形成会場に入ってまた外に出て並んでパケット分けされてまた中に入ってなんとか入手する。

会場内はサークルを詰め込んだ感があり、参加者もいっぱいのキャパシティオーバー。サークルの配置が壁と島一列という形であったため、時計回り一方通行で島ブロック間は外に出るのみという運用が周知された後は押し合いになるようなことはなく、ゆっくりなんとか動ける状態になった。なんとか一周し一旦会場を出て、屋台の海鮮列に3度目の挑戦でなんとかカキにありつく。2時半過ぎに再度会場に戻るとさすがに少しは歩けるレベル混雑になっていたのでもう一周して即売会終了。戦果は9冊とペーパー2枚。

15時の即売会終了後は二号棟・三号棟でお土産を買ったり展示を見たりする。展示を見ている途中でアフターイベントに行くが座ると地面の冷たさで腰が痛くなって来たので中座する。また展示の続きを見てクロークから荷物を回収するとちょうどアフターイベントのじゃんけん大会が始まっていたので参加してみたが、勝ち取ることはなく17時過ぎ終了。終了後は東舞鶴駅まで徒歩で戻る。

東舞鶴駅から綾瀬までの臨時快速が設定されており、駅に来た列車を見たら、特急の回送を客扱いにしたものであった。元々は東舞鶴から綾瀬まで特急まいづるの自由席で行って綾瀬から特急はしだて側の指定席に乗るように特急券を分割して買っていたのだが、せっかくなので臨時快速に乗ってみる。帰りはこの前の特急に集中したようで、臨時快速で埋まった席は半分以下。綾瀬駅でしばらく待って特急まいづるに乗車し、京都駅から東海道新幹線で東京に戻り、なんとか日が変わる前に帰宅。

砲雷撃戦カタログにはいつもサークル参加者の都道府県グラフが掲載されており、今回のグラフを見ると大阪府京都府兵庫県の近場のサークルが東京開催の砲雷撃戦よりも多いが、それでも最多は東京都であった。(東京、大阪、神奈川に続いて京都と兵庫が同順)

楽しいイベントではあったが、同人イベントも屋台村もキャパシティオーバーしており、参加者が両方とも満喫するということは難しく、片方だけでも大変という状態であった。一回行って満足という人も多いだろうし、次回以降の参加者数がどうなるかわからないが、継続して盛り上げる、またはトラブルを抑えて続けていくという観点でイベントそのもののみならずホテルや交通機関といった会場周辺のインフラ等も含めてどうしていくは気になるところ。主催はSDFだが舞鶴の団体が協力しているようなので、舞鶴側の団体の頑張りが必要かと思うがさてどうなるか。